「固定資産の減損に係る会計基準」Q&A


 
7.財務諸表における開示
Q39
 減損処理を行った資産は、貸借対照表において、どのような形式で記載されるのでしょうか。




 減損処理により帳簿価額を減額した固定資産の貸借対照表における表示方法については、減損処理前の取得原価から減損損失を直接控除し、控除後の金額をその後の取得原価とする形式で行う方法(直接控除方式)と、取得原価は減損処理前のままとし、減損損失の金額を、減価償却費と同様に減損損失累計額として間接的に控除する形式で表示する方法(間接控除方式)が考えられます。
 意見書は、前者の方法(直接控除方式)を原則としていますが、後者の方法(間接控除方式)で表示することも認めています。後者の方法を採用した場合、減損損失累計額を減価償却累計額に合算して表示することができるとされています。





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