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使用価値には、貨幣の時間価値と、将来キャッシュ・フローがその見積値から乖離するリスクの両方を反映させる必要がある。
貨幣の時間価値は割引率に反映されるが、将来キャッシュ・フローがその見積値から乖離するリスクを反映させる方法としては、キャッシュ・フローに反映させる方法と、割引率に反映させる方法があり、意見書はいずれの方法も認めている。
前者の方法を採用した場合、割引率は貨幣の時間価値だけを反映した無リスクの割引率となり、後者の方法を採用した場合には、貨幣の時間価値と、将来キャッシュ・フローがその見積値から乖離するリスクの両方を反映したものとなる。
また、将来キャッシュ・フローが税引前の数値であることと対応して、割引率も税引前の数値を用いるとされている。
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